白血病の患者さんを家族に持つことになった方へメッセージ

白血病に関する医療は本当にこの10年で進歩しました。
でも、ご家族の方が急に白血病になったなんて聞いてしまったら、「白血病になったら死んでしまうんだ!」と悲観的になられる場合も多いようです。
そのよう方にはきっと未だに10年前くらいの常識から離れられないのでしょう。例えば夏目雅子さんに起こった衝撃的なこととかが。。。

私の妻も2年前に白血病にかかり長期入院を余儀されなくなりましたが、今は完治しています。
入院中に知り合った白血病仲間が何人もいたのですが、誰1人死んでいませんし、再発をした人もあまりいません。

もっとも年齢が上の人は再発をする傾向は高いみたいで、1人だけ急性骨髄性白血病が再発して治療している60代後半の人を知っていますが、その場合でも薬でうまくコントロールして全く元気で明るく普通に生活していました。

もしこの白血病という病気の事を知り悲観的になっている人がいたら「ネットで知った人に白血病になった人がいるけど、その人は治ったし、その周りの白血病にかかった人で死んだ人はいなかったみたいだよ!」って自信を持って言ってあげてください!

さすがに治療が始まった初期の時期では、心の整理はなかななつかない事でしょうが、悲観的になったり現実逃避する必要なんか全くないので、お医者さんと共に治療に取り組む気力を持ち、自信をもってえご家族を支えてあげてください。

物理的にも精神的にも準備することもできずに突然入院することになった本人は、抗がん剤治療が始まると部屋の外にも出ることができなくなり、無菌室のなかでさぞかし不便をしていると思います。
だから周りで支える家族は、それを解消できるよう工夫しえ用意してあげるのが良いと思います。
私はコンピュータとか詳しい方であったので、DVD付の安いパソコンを買ってインターネットをつないでワンセグを見れるように用意したり、退屈しないようによくレンタルDVDを差し入れしたりしてました。
甲斐あって入院することになった妻はそれなりに入院生活を楽しめるようになったみたいです。

この病気は長期戦になるのは必至なので、病気になる前にアクティブに活動している人ほど、外に出られない不便さにめいってしまうことがあると思います。
家族としてできることはその不便さを解消して、入院生活を快適にしてあげることが一番だと思います。

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